LinkedInの使い方はどのようにするのでしょうか。外資系や海外での転職ではLinkedInのネットワーキングが不可欠。具体的に解説します。
世界200か国で8億人近くが使うLinkedInはビジネスに特化したSNSです。
フェイスブックがプライベートにも使えるのに対し、LinkedInはそのビジネス版と考えて良いでしょう。
私の住むカナダを含む北米では、会社員を含めビジネスをしている人はほとんどがLinkedInに登録し、ネットワーキングや転職に活用しています。
近年日本でも注目度が上がってきており、280万人が登録しています。
でも、「LinkedInでの転職ネットワーキングって実際どうやるの?」
カエデとは ☞ >> 大人になってから英語とフランス語を習得したマルチリンガル。IBM、キャノンなど有名外資系及びグローバルカンパニーにて勤務。カナダ在住。
この記事のおすすめ読者
1.外資系に転職したいの人。
2.海外で転職活動中の人。
3.いずれ英語で仕事をしたい人。
4.LinkedInを使ったネットワーキングを知りたい人。
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【LinkedInの使い方】外資系や海外で転職したければ登録しよう!
LinkedInの紹介ビデオはこちら ☟
*LinkedInはビジネスに特化したSNSでネットワーキングを広げます。もちろん外資系の転職活動には必須です。
まずは登録しないとネットワークは広げられませんね。登録してみましょう。
登録したらプロフィールを充実
登録したらプロフィールを充実させましょう。
海外や国内外資系への転職に必要なLinkedInの英語プロフィールの書き方を紹介します!特に自己紹介であるプロフィールサマリーは最重要! ヘッドラインで自分は何者かを強調してね! 世界200か国で[…]
人と繋がりネットワークを広げましょう
海外では、仕事で知り合ったり、コンフェレンスや勉強会で知り合った人とはすぐにLinkedInで繋がります。
まず、LinkedInアドレスを聞いたり名前などからサーチして、「どこそこで会いました。繋がってください。」とコメントを付け「つながりリクエスト」を送ります。
コメントもなく送り付けると少し失礼ですし、相手が覚えているかもわかりません。
相手が繋がってくれたらネットワークの輪が広がります。どんどん繋がっていきましょう。
LinkedInはあくまでネットワークのためのツールですが、将来の転職やヘッドハントされるために利用する人もたくさんいます。
海外では70~80%の空きポストは求人情報に載ることなく、ネットワークを通して埋められています。
転職に最も効果的な方法は、企業の中の人と繋がることです。
転職したい企業の中の人を見つける手順
ネットワークが広がってきたら、実転職を考えている時にどのように自分のネットワークを活用するのか、実践の方法を紹介します。
まずはブランクサーチ
LinkedeInを使い、目指す転職したいと思う企業の中の人に繋がるには、何をすればよいのでしょうか?
まず、LinkedInロゴマークの横の虫眼鏡のサーチ窓に何も入れずにリターンして、ブランクサーチします。
すると下のような画面になるので「People」を選びます。(画像はクリックで拡大できます。)
フィルターでふるいにかける
すると下の写真のような画面になります。Peopleだけだと、なんと7億2千万のヒットがあるので、「All Filters」でフィルターしていきましょう。(画像はクリックで拡大できます。)
さらに絞る
このような画面になったら1次コンタクト(自分と直接繋がっている人)と2次コンタクト(自分の1次コンタクトと繋がっている人)、そして自分が通勤できる地区を選び、下方にある「Show Result」をクリックして結果を出します。(画像はクリックで拡大できます。)
ターゲットの会社を選ぶ
ヒットは7,800になりました。それでもまだ多いので、さらにフィルターをかけます。
自分の興味のある企業名をクリックします。TDとはカナダの銀行の名前です。(画像はクリックで拡大できます。)
78人になったがまだ多い
私のネットワークの中でTDバンクで働いている人は78人です。まだ多いので、もっとフィルターをかけましょう。
KeywordのタイトルにMarketingと入れてみましょう。(画像はクリックで拡大できます。)
繋がる方法
TDバンクでマーケティングに関係している人は私のネットワークでは3人でした。
ただし、すべて2次コンタクトなので、私が直接知っている人ではありません。
安易にConnectを押す前に、プロフィールを確かめて、繋がりたいかどうか考えましょう。
しかし、2次コンタクトの人には、いきなり繋がりたいとリクエストしても、無視される確率が高いでしょう。
1次コンタクトの人に繋いでもらうと良いでしょう。
モザイクで名前は見えませんが、青い印が、ターゲットの人に直接繋がっている私の1次コンタクトです。
(画像はクリックで拡大できます。)
*その他にも「All Filters」の条件を、目指す産業分野に在籍する人や同じ学校へ行った人など、いろいろ変えて検索できます。
方法① 共通の1次コンタクトの人に紹介してもらう
繋がりたい人が見つかったら、青い〇で囲んだ1次コンタクトの人にメッセージを送り、ターゲットとする人に紹介してもらうと良いでしょう。なぜその人に繋がりたいのか、よく考えてお願いしましょう。
繋がる理由は、その人の経験からくるアドバイスや情報が欲しいとお願いすると気持ち良く繋がってくれるかもしれません。
1次コンタクトの人が、その人をよく知っていそうだったらZoomミーティングをセットしてもらったり、メッセージを転送してもらうのがよいでしょう。
ただ、1次コンタクトの人も、ターゲットの人を良く知らないと言ってくるかもしれません。
その場合は、誰か他にターゲットの人を知っている人がいないか聞いてみます。あまり乗り気でなければ無理強いはやめましょう。
方法② 一か八か直接「つながりリクエスト」を送る
直接つながっていないとメッセージは送れませんが、「つながりリクエスト」は送れます。
リクエストにはコメント欄があるので、ターゲットの人とどのような共通点があるのか、なぜ繋がりたいのか、相手に納得してもらえるように説明します。
ただし、「仕事が欲しい」は禁句です。
企業別にファイルを整理
転職活動にLinkedInを利用しているなら、繋がりたい人、または繋がった人の情報を整理しておきます。
ターゲットの人のLinkedInプロフィールを開き、「…」Moreを開きます。
「Save to PDF」をクリックするとその人のプロフィールがPDFファイルになってダウンロードにコピーされます。
それを企業毎に整理しておきましょう。(上の画像はクリックで拡大できます。)
その人との関係を構築していくために、どのような共通点があるか、なぜその人に興味があるのか等、話題を探しておきましょう。
「仕事を紹介して」は禁句
LinkedInの目的はあくまでもネットワーキングです。仕事を紹介してほしいとお願いするためではありません。
ネットワーキングとは園芸のようなものです。
種を蒔き、手入れをしてこそ、いずれ花が咲きます。
種を蒔く
まずは、交流会等で知り合った人にはすぐにメッセージを添えてつながりリクエストを送ります。
LinkedInで何百もの人と繋がっている人はザラにいます。私はどうやって繋がった人のことを覚えておくのだろうと思っていました。
実は、LinkedInには以前、各つながった人用にメモ欄があったようですが、廃止されたそうです。
今は、相手へのつながりリクエスト内のメッセージに、どこでいつどのように知り合ったかを書いておいてメモ代わりにします。
手入れをする
ネットワークを広げるだけでなく手入れも必要です。
忘れられないようにメッセージを送ったり、相手のタイムラインの記事にコメントを送ったり、自分もメンバーに有用な記事を揚げたり等、存在をアピールしましょう。
花が咲く
そのように手入れをしてこそ、新しい企画が上がった時にそのスキルを持つ人として思い出してもらったり、会社に空きポストができた時に情報をいち早く教えてもらえたりするのです。
リンクトインとレジュメの違いをもっと知りたければカエデのこちらの記事を読んでね
☞ >> 外資や海外転職に必須のLinkedIn【レジュメとは違う使い方を解説します】
【LinkedInネットワーキング】使い方まとめ
以上、LinkedInのネットワーキングの方法を解説しました。
海外では70~80%の空きポストは求人情報に載ることなく、ネットワークを通して埋められています。
日本国内の外資系企業も、そのような採用文化を持っている可能性は高いですし、事実、LinkedIn上にはたくさんの国内外資系企業の求人情報が流れてきています。
今から地道にネットワークを構築しておくと、いずれきっと役に立つでしょう。
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