ハーフの子供は優秀?遺伝子研究から

こんにちは!マルチリンガル子育てブロガーのカエデです!

ハーフの子供を産みたい方に」という着物屋さんの広告が物議を醸しましたね。ハーフの子供は見た目がかわいいから国際結婚したい女性は着物を着たらいい、と取れる広告文に非難ごうごうでした。

私自身ハーフの子供を持ち、たくさんのハーフや西洋人の顔を見てきました。これだけ見慣れると、濃いめの顔立ちをしているだけでは特にかわいいという感覚はありません。子どもであればどの人種でもかわいいです。かわいいと思う感覚は、好みやその地域での希少価値?が関係するのでしょう。

ただ、生物学的には、違う人種とハーフの子供をもうけることは、ダーウィンの進化論によるとあながち間違いではないようです。

カエデ
ダーウィンの仮説を基に大規模な研究がされました。
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大規模なハーフの遺伝子研究

遺伝子間の距離が遠い婚姻によって生まれる子供は、自然界の困難に立ち向かえる優位な特質を持ちやすくなるようです。2015年にイギリスのエジンバラ大学が遺伝子の遠近が人間の特性にどのように影響するのか、大規模な研究をしました。

異人種間の結婚で生まれたハーフの子供にはどんな生物学的特徴があるのでしょうか?

インデペンデント紙によると、今まで近親結婚は生物学的によくないのではないかという研究はあったが、その反対に遺伝子が遠いもの同士から生まれる子供の特性については、それほど研究されていなかったようです。

エジンバラ大学がダーウィンの自然淘汰の仮説をもとに、35万人もの被験者を使い、16の生物学的特徴について100項目の研究を大規模に行いました。その研究結果が2015年の「ネイチャー」誌で発表されました。

カエデ
35万人を対象に調査!

ヨーロッパから移住した北米人とヨーロッパ人の遺伝子間の距離は、アフリカ人と北米人より近いと見なされます。遺伝子的に最も遠かったのはフィンランドと東アジアの距離だったそうです。

さて、アフリカから発生した人類は地球上に散らばり、各地の気候に合わせて肌の色や髪の色が違ってきましたが人類の遺伝子としての違いはないので、この遺伝子間の距離というのはあくまでも人類の遺伝子の中での距離というお話です。

ハーフは良い遺伝子を伝えやすい?

ダーウィンの説が一般的に知られるまでは、家の財産を守るために近親者間の婚姻がさかんに行われていました。最も有名なものにスペインのハプスブルグ家が思い浮かびますね。

以前、ヨーロッパ旅行した際に、ハプスブルグ家の人達の肖像画を観て、どの人の顔もよく似ていることを不思議に思ったものでした。彼らは近親結婚を繰り返したので、病弱で早くに亡くなる人が増え、とうとう一族もろとも滅亡してしまいました。現在では、国が法律によって近親結婚を禁止することが一般的になりました。

カエデ
皆さん顔が同じでした。

ダーウィンの仮説では、遺伝子が遠いほど劣勢な遺伝が伝わりにくく、遺伝子が似ているグループよりサバイバルに優位な素質を受け継ぎやすいそうです。

なぜならば、遠い遺伝子どうしがくっつくほうが、狭い範囲の、例えば近親による結婚より異人種間の結婚のほうが、より多くの遺伝子バックグランドをもつことができ、その広範囲な遺伝子バックグラウンドが優位な遺伝を伝えやすくするそうです。このようなダーウィンの仮説を証明する研究が、エジンバラ大学が大規模に行うまでは少なかったらしいのです。

ただし、この研究の項目には、ハーフの子供が欲しい女子向けの「かわいさ」は入っていません。人間の感覚に訴える美醜は生物学的機能には何も意味しないのでしょう。

ハーフの子供は身長、認知力に優位?

両親の間の遺伝子が遠いほど、身長、肺機能、認知力、学業達成の4つの項目において顕著に違いが出たそうです。特に、遠い遺伝子間で生まれた子供は、身長が高くなり、知性が高くなる可能性が高いそうです。ただし、あくまでその要因があるという意味であり、すべての人に当てはまるわけではありません。

例えば、いとこ同士の婚姻で生まれた子供と、遺伝子が離れている異人種間の結婚でできた子供を比べた場合、一番近いいとこ同士の婚姻の子供は、平均して身長が1.2cm低く、学業の期間は10か月短いという研究結果が出たそうです。

ただし、高コレステロールや高血圧など、後天的な生活習慣による影響の大きい病気に関しては遺伝子の遠近は関係ないそうです。

 

カエデ
成人病は関係ないようですね。

さて、では、なぜ高身長になり、肺機能が高く、認知力が上がり、学校に在籍する期間が長くなることが、生物学的に優位であると言えるのでしょうか。

多分、背が高いと遠くまで見えて獲物を見つけやすく、肺機能が高いと速く遠くまで走れ、認知力が高く学業期間が長いと知性を高めてサバイバルの方法を思いつきやすくなるからだと推察します。

しかし、ここで、では背が高い人と低い人の異人種間の結婚では、背の高い人の子供はそれ以上に背が高くなるのだろうかという疑問が湧きますが、それについてIndependent紙には書いていませんでした。 

カエデ
遺伝子が遠いと高身長、認知力が高くなりやすい。

白人優位主義や民族浄化は進化に逆行

このように考えると、現在横行している白人優位主義やその他の人種差別主義者が、異人種を敵と見なして異人種間の交流を阻害することは、生物学的な進化に逆行していると言えるでしょう。

そして、文明と科学が発達した現代では、自然界ではマイナス要因と見なされていた身体的な特徴もテクノロジーで十分補うことができます。例えば若い男性に比べると劣る女性や老人の体力も、知性とテクノロジーによって十分跳ね返し社会貢献できる時代になりました。

一個の完璧な人間というものはいず、各人が違う特徴を持つ多様性やダイバーシティがお互いを補い合い、人間社会をよりよくできると私は考えます。人間の倫理と知性によって、違いを認め合いながら社会生活できる世の中になってほしいと切に願います。 

カエデ
ダイバーシティが人類を豊かにする!

まとめ

生物学的にも異人種のダイバーシティを受け入れることが、人類の進化に沿っているということが大規模な研究でわかったことは、たいへん興味深いですね!。

参考:Independent: ‘People born to genetically-diverse parents likely to be taller and more intelligent, says study’, Medical Daily: ‘Interracial Couples May Make Taller, Smarter Children Due To Greater Genetic Diversity: Study’

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