ワーホリからカナダに移住する方法|女1人の海外移住!費用も公開

ワーホリからカナダに移住することは十分可能です!ただし、充分な計画が必要です。

 

年々日本から海外に移住する女性が増えています。2022年には34.6万人の日本人女性が海外永住者であり(年齢区分は不明)、男性の21万人を大幅に上回っているんです。

カエデの姪は日本からカナダに2017年に移住しました。最初はワーキングホリデーで1年間だけカナダを経験する予定でしたが、他のワーホリメーカーのようにカナダに永住したいと気が変わり、そこから方法を模索して永住権取得を成功させました。

(*ワーキングホリデーとは、カナダ、オーストラリア、イギリス、フランス等日本と協定を結んでいる国に1年間働きながら滞在できるビザが貰える制度です。 日本ワーキングホリデー協会

彼女をカナダに呼んでから叔母として、間近で姪の移住の過程を見てきました。今回、じっくりとインタビューしたので、カナダ移住を考えている人や方法を模索している人の参考にしてくださいね。

 

カエデとは ☞ >> 大人になってから英語とフランス語を習得したマルチリンガル。IBM、キャノンなど有名外資系及びグローバルカンパニーにて勤務。カナダ在住。

 

女1人の海外移住を成功させる方法とは?どれだけかかるのか費用も教えます!

(注意)あくまで一個人の体験談なので、この方法が全ての人に良いとは限りません。

 

この記事を読んでわかること

  • ワーホリからカナダに移住した姪の体験談
  • Co-opカレッジについて
  • LMIAについて
  • 永住権(PR)の取り方
  • PNPとは
  • カナダが欲しがる職能
  • 留学コンサルタントの紹介

 

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女1人ワーホリを経てカナダ移住

姪は結婚等のファミリークラス移民ではなく、エコノミック・クラスの個人移民で永住権(PR=Permanet Resident)取得を目指しています。

実は、まだ永住権は取れていず、OINP(オンタリオ州の推薦)を待っている状態です。 ☞ 姪にITA(招待状)が来ました~!これでこの記事の信頼性も上がりますね。(もちろんすべての人に当てはまるわけではないです。)

 

永住権が比較的取りやすいと言われているカナダですが、ここまで来るだけでもかなり大変でした

今回、姪にじっくりインタビューして詳細を聞き取り調査しました。

 

カエデ
長かったですが良かった!

 

最初は移住する気がなかった

姪にワーキングホリデーを勧めたのは私です。

 

一生に一度(各国につき)、それも30歳までなら誰にでも与えられる特権をみすみす使わないのはもったいないと思ったからです。

当時姪は日本でアルバイトをしていて正社員ではなかったため、それなら経験のためにもワーホリでカナダに来たらどうかと誘ったのです。

そして、姪はカナダに来ましたが、最初は1年したら日本に帰るつもりでした。

 

しかし、カナダに残ることに決め、そこからカナダ移住~永住権取得の方法を模索しました。

姪は就労ビザや永住権については全部自分でリサーチして実行し、私がしたことは初期の定住サポート(姪はすぐに部屋を借りました)と精神的な支えになることだけでした。

 

カエデ
ワーキングホリデーは30歳までなら貰える特権!

(注:国によって年齢制限の違いがあります。)

 

【カナダ移住と永住権までの道のり】

ワーキングホリデーで入国後すぐに働き始める(1年)

ワーホリ後Co-opカレッジに通う(1年)

職場でマネージャーに抜擢される

LMIAを経て就労ビザ取得(2年半)

永住権申請のためPNP(OINP)申請中(今ここ)

OINPが取れたら永住権申請エントリー

  • ITA(招待状)が来ることを祈っている ☞ 来ました!\(^o^)/

 

カナダに着いたらまずやること

カナダにワーホリや学生として入国したら、まず下の2点をすぐに取得しておく必要があります。

 

銀行口座

お給料や日本からの送金を受け取るために必要です。

必要なものは以下の3点です。

  • 住所
  • ワーキングホリデービザまたは学生ビザ
  • パスポート

窓口でその日のうちに開設できます。

 

お得な銀行情報

カナダの銀行は口座を保有するために、手数料を取られたり高額な残高が必要なところが多いです。カエデは手数料無料のオンラインバンキングSimplii Financialをおすすめしますよ。

大手スーパーマーケットLoblaws傘下で実店舗がなく、口座開設はLoblawsスーパーマーケット内にあるキオスクでできます。現金の引き出しはLoblawsやカナダ大手銀行のCIBCに設置してあるATMでできますし、日本からの送金の受け取りもできます。e-transferは無料、小切手帳もタダで発行してくれます。 Simplii Financial公式サイト

 

SINナンバー

Social Insurance Number(社会保険番号)のことで、Service Canadaというカナダ政府から発行されます。

税金を払ったり還付金や給付金を受け取るために必要です。

 

  • オンライン
  • 窓口
  • 郵送

の3通りの申し込み方があります。オンラインが一番簡単ですね。 Service Canada SIN取得公式サイト

(政府サイトを装い代行して手数料を取る業者サイトがあるので注意してください。)

 

<必要書類>

  • ワーキングホリデービザまたは学生ビザ
  • パスポート
  • 公共機関が発行した住所を証明するもの(自分の名前がある電気代や電話代の請求書等。銀行口座を開いてデビットカードが送られてきたレターでもOK。)

カナダの公共サービスはIT化が進んでいて、大抵のことはオンラインで済んじゃいます。

 

カエデ
まずはこの2つ!


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カナダ就労ビザ取得を目指す

ではステップごとに説明しますね。費用がいくらかかったかも教えてもらいました。

(注意)カナダ移住及び永住申請に関しての以下の内容は、あくまで姪とのインタビューと私の個人的なリサーチに基づいて書かれています。この内容が誰にでも当てはまるわけではありません。

 

入国してすぐに働き始める

姪はカナダに来てすぐにベーカリーで仕事を見つけて働き始めました。

 

【すぐに仕事に就く場合】

当時の姪の英語力はそれほど高くなかったのですが、e-Mableで見つけた求人広告に応募し、英語面接の練習になるだろうと受けた1社目で早々に仕事が決まり、入国して2週間後には働き始めていました。このベーカリーが彼女の人生を変えるくらい重要になります。

 

英語力は英語学校へ通っても数か月では伸びません。初心者が話すのが少し楽になるのに1年、会話が楽になるのに2年かかります。現地の人の中に入って一緒に働くと、英語の伸び方はずっと速いでしょう。

姪はトントン拍子で仕事が決まり、カナダの生活に慣れる間もなくベーカー(パン職人)として働き出しました。姪は料理好きでパンも作れるためベーカーとして働き出したのですが、これが後に就労ビザを取る時に役に立ちました。

 

選り好みさえしなければ仕事はいくらでもあります。ただ、将来カナダ移住を考えているなら、雇用主がジョブオファーをして就労ビザや永住権獲得のためのスポンサーになってくれる必要があります。

面接でこの点をはっきりさせておく必要があるでしょう。でないと、一生懸命働いても永住には繋がらなくなります。

また、ワーホリを安く使おうとするブラックな雇用主もいるので、相手の本質を見抜く眼が必要になります。

 

カエデ
1年しかないので早く行動することが大事!

 

語学学校に行く場合

 

ワーキングホリデーの場合、すぐに働き出さないで、まずは語学学校に行く人も多いと思います。その場合、働かないのに1年しかないワーキングホリデービザを使い出してしまうのは勿体ないですね。

その場合は学生ビザまたはビジタービザで学校へ行き、それからワーキングホリデービザを使った方がより長く滞在できます。ただ、ビザが変わる時に一旦国外に出ないといけません。(同じワーホリでも国によってその辺りは違うので注意が必要です。)

それが日本まで帰った方がいいのか、例えば隣国のアメリカに出てからカナダに再入国する時にビザを切り替えらるのか、【留学コンサルタントに確認】した方が良いでしょう。(姪は一旦日本に帰りました。)

 

【相談無料の留学コンサルタント】

 

移民や永住権に関する国の方針は目まぐるしく変わるので、プロのコンサルタントにまず相談するところから始めるとよいでしょう。

姪も、日本語の留学コンサルタントや移民コンサルタントの無料相談をまず利用しました。

 

日本語で無料相談をしてくれる留学コンサルタントには以下のようなところがあります。

【無料相談:カナダ専門留学コンサルタント】

カナダジャーナル: 1981年創業の実績あるカナダ現地留学コンサルタントです。 ☞ >> カナダジャーナル公式サイト

 

FSS: カナダ語学留学~高校・大学留学専門。「留学あるある動画」が面白いです。☞ >> FSSカナダ専門留学エージェント

 

カナダ留学コンパス: 評判がよくカナダ移住の相談にも乗ってくれます。☞ >> カナダ留学コンパス

 

【無料相談:カナダだけでなくオーストラリアや英国、その他の国も!費用を抑えた提案をしてくれます。】

夢カナ留学: Googleレビュー4.9と口コミも好評の留学エージェントです。 ☞ >> 夢カナ留学公式サイト

 

スマ留: 選択の自由度があり大幅に費用を抑えられます。 ☞ >> スマ留公式サイト

 

トロントの生活費】

トロントは物価の高い都市です。特にどこに住むかで住居費は大きく違ってきます。都心だとステューディオでも1,500ドル以上はするでしょう。

家賃を抑えるために、ハウスシェアやルームシェア、ホームステイ(食事なし)をする人が多いです。e-MapleやKijiji等のクラシファイドアドで見つけられます。相場は500ドル以上でしょう。(注:近年トロントの賃貸料は上がり続けています。)

1年間(12か月)の生活費は13,000~15,000ドル(130~150万円)は最低かかると見ておくとよいでしょう。(注:近年トロントの物価は上がり続けています。)

 

カエデ
トロントの物価高くなりました。

 

Co-op学生ビザに切り替え

姪はカナダに移住すると決めると、ワーホリ後にカレッジに行くことにし、【留学コンサルタントの無料相談】を受けカレッジを紹介してもらいました。

 

お金があまりなかったので、とにかく安いCo-opカレッジに行くことにして、6か月授業+6か月Co-opのカレッジで、授業料は4,000ドルを払ったそうです。

大事なことは…

Co-opカレッジの仕事は自分で見つけなければいけない場合が多く、カレッジのコース、Co-opのトレーニング先、スポンサーになってくれる雇用者の業種と自分のスキルが1本の線で繋がり、後のLMIAや永住権を申請する時に、関連性があるようにしておくことが重要です。

 

【カレッジに在学中は20時間働ける】

カレッジ生は週20時間パートタイムで働けます。

姪は授業のある間はパートタイムにしてもらい、Co-opでフルタイムに戻りました。その間に、働きが認められマネージャーに昇格しました。

 

【ポスグラのあるカレッジとないカレッジがある】

ポスグラとはPost Graduate Work Permit (PGWP)のことで、所定のプログラムを卒業するともらえる就労ビザのことです。

カナダのカレッジには、卒業すると就労ビザが与えられるカレッジと、姪の行ったCo-opカレッジのようにポスグラのないカレッジがあります。ポスグラのあるカレッジは授業料が高くなる傾向にあります(姪によると1万ドル以上するらしい)。

カナダのポスグラの就労ビザは結構良くて、8か月以上~2年未満のプログラムだとプログラムと同期間、2年~3年制カレッジまたは4年制大学を卒業すると3年の就労ビザがもらえます(ただし学校によります。) ☞ カナダ政府公式サイト

(ちなみにアメリカは4年制大学を卒業してもポスグラの就労ビザは1年です。)

 

カエデ
カナダのポスグラは最長3年!

 

雇用主に頼んでLMIA申請から就労ビザ獲得

姪はCo-op中に、店のオーナーに、就労ビザ申請のためのジョブオファーとLMIAの申請を頼んで1度断られています

LMIAとは

Labor Marketing Impact Assessmentの略で、カナダ政府が雇用主にインタビューして以下のことを確認します。

  1. 外国人の雇用が適正かどうか?
  2. カナダ人対象に適正な求人が行われたか?

つまり、カナダ人を差し置いてその外国人を雇う価値があるかどうかを審査するのです。

 

LMIAでもらう就労ビザはクローズド・ワークパーミットといい、そのビザでは1つの雇用主の元でしか働けません。

就労ビザにはNOCレベルB以上の専門性が必要です。(➡ NOCリストへジャンプ) 現在はNOCリストが変わりTEER3レベル以上となりました。

姪が働いていたパン職人の専門性はNOCレベルBなのでラッキーでした。 NOCリストの内容が変わりました。

 

さて、1人目のオーナーにはジョブオファーは断られましたが、彼がベーカリーを売り、次のオーナーが姪のスポンサーになってくれることになりました。

 

カエデ
オーナーが替わってラッキー!

 

就労ビザ

2人目のオーナーはLMIAの申請を快諾してくれましたが、それに伴う費用は姪が払いました。(金額は当時のものです。)

  • 求人広告を出す(1,000ドル)
  • LMIAの費用 (1,000ドル)
  • 移民コンサルタント(2,000ドル)

そして晴れて就労ビザが取れました。2年半の就労ビザをもらい、現在は永住権獲得に向けて頑張っています。 ☞ 永住権の為のITAが取れました。

 

<その他の費用>

永住権のエクスプレスエントリーの申し込みは1,365ドル(2022年現在)

英語テスト(IELTSまたはCELPIP)は1回につき280~300ドルします。

 

カエデ
諸費用いろいろかかります。

<カナダ職歴20年のカエデが、カナダで働く場合に日本とは違うことを教えます。有名企業への途中入社もカナダなら可能ですよ! ☟>

カナダで働く

最初は日本と違っていて驚きの連続でした。カナダでは転職は当たり前。人がどんどん入れ替わるし仕事に関して日本とは違う考え方で働いています。カナダで仕事するなら知っておいた方がよいことを10取り上げました。   カエデ[…]

カナダで働くなら

 

カナダの移民制度はポイント制

カナダの永住権の付与は、年齢や学歴、職歴等でポイントが与えられ、そのポイントの高さによって決まります。

色々なクラスやプログラムがありますが、永住を目指す場合、姪のようにカナダで仕事を得て働いてから永住権を獲得するエクスプレス・エントリーが一般的なようです。(フェデラル政府レベルや州レベルで様々なプログラムがあるので、留学コンサルタントや移民コンサルタントに確認必要。)

 

カナダ永住権取得のプロセス

永住権の申請にはさまざまなクラスがあり、すべてをここで説明することはできないのですが、姪はエクスプレス・エントリーのPNPクラス申請する予定です。 ☞ 申請して許可されました。

 

【カナダの永住権の発行はポイントシステム】

カナダの永住権はCRS(Comprehensive Ranking System )というポイントシステム(1200点満点)に基づいて選抜され発行されます。

 

姪のカナダ永住権取得の流れは以下のようになっています。

ワーホリで1年働く ➡ Co-opカレッジに通学 ➡ ジョブオファーを貰いLMIA審査も通り就労ビザで働く ➡ PNP(OIMP)申請中(姪は今ここ) ➡ 英語テストを受け直したり等してポイントを上げていく ➡ PNPが取れたらエクスプレス・エントリーでプロファイル登録 ➡ ITA(招待状)が送られてきたら永住権本申請 ➡ 永住権取得

 

姪はまだ道半ばですが、永住権を取ると決めてからすでに4年かかっています。まだ先は長そうです。 ☞ 姪にITA(招待状)が来ました~!PNPが取れたのでエントリーしたらすぐにITAが来ました。やっぱりPNPが取れると一発でした。(PNPについては下で説明します。)

 

言葉の説明

エクスプレス・エントリー:熟練労働者(スキルド・ワーカー)が対象です。

カナディアン・エクスプレス・クラス(CEC):すでにカナダで正式なビザでフルタイムで働いている人を対象にした移民制度を指します。

PNP(OINP):Provincial Nominee Program(州推薦プログラム)といい、オンタリオ州にはOntario Immigrant Nominee Programがあります。(➡ PNPへジャンプ

プロファイル登録:永住権の本申請はもっと後で、フルタイムの職歴がありポイントもほぼ十分と判断した時点で、まず自分に合ったカテゴリーのプログラムにエントリーします。

ITA:Invitation to Apply(招待状)の略で、カナダ政府は数週間に1度抽選を行い、プロファイルエントリーしている人の、点数が高い方から順に永住権申請のITA(招待状)を送ります。(点数が低いといくら待ってもITAは送られてきません。)

PR:Permanent Residentの略で永住者または永住権を指します。

永住権本申請:ITAを受け取ったら永住権の本申請します。本申請後にPRが付与されるのですが、何か月かかるかは混み具合によります。

 

*ITA発行の足切りは政府の意向で大きく上下します。大まかな数字としては、CECで約460点~、PNPは750点ほどです。 現在はカナダの移民政策が目まぐるしく変わるので、移民コンサルタントに確認は重要です!

 

【ポイント獲得の項目】

エクスプレス・エントリーで大事なのは、「年齢」、「学歴」、「英語力」、「職歴」の4点です。(プログラムによって項目や点数は変わります。)

エクスプレス・エントリーのポイントの項目内容
年齢22歳から29歳が満点。齢が上がるごとに減り、45歳で0ポイント。
学歴博士課程修了~4年制大卒~高卒
英語力IELTSまたはCELPIPのCLB7以上が必要。(CLBへジャンプ
職歴カナダが必要とする技能を持っていて、且つカナダでの就労年数が必要。

 

NOCリスト(技能リスト)

 

スキルドワーカーで申請するには、National Occupational Classification (NOC)の技能レベルB以上が必要です。(これは2021年までで現在使われていません。)

<NOCリスト抜粋>

技能レベル主な職業
技能レベル0(最高レベル)レストランマネージャー、鉱山技師、ヘルスケアマネージャー
技能レベルA医師、歯科医、建築家、教師、(日本の免許はそのまま使えない)
技能レベルB小売り精肉業者、調理師、配管工、電気工、パン職人、美容師
技能レベルC工場精肉加工、トラック運転手、ウエイター、エステティシャン

同じ飲食業の職場でもレストランマネージャーは技能レベル0なのにウエイターは技能レベルCになります。精肉加工者も、小売り店ではレベルBですが、工場での精肉加工者はレベルCになります。

(上記リストは2022年に新システム導入で変わりました。)

 

こちらが2022年から使われている新しいNOCリストです。スキルドワーカーで申請するにはTEER3以上の技能レベルが必要です。

NOC TEERカテゴリー学歴と職業のレベル職業タイプ
TEER 0(最高レベル)マネージャー以上広告、マーケティング、広報、金融のマネージャー
TEER 14年制大卒が必要な職業ファイナルシャルアドバイザー、ITエンジニア
TEER 2短大卒と及び年以上の訓練、スーパーバイザーレベルウエブテクニシャン、医療ラボテクニシャン
TEER 3短大卒及び2年以下の訓練、6か月以上のOJT銀行員、歯科アシスタント
TEER 4高卒及び数週間の訓練家庭保育士、店員、ビジュアルマーチャンダイジンザー
TEER 5特になし庭師、配達員

Service Canadaの公式サイトでご自分のスキルがどのレベルに相当するか確認することができますよ >> Service Canada NOCサイトへ

 

PNPとは

PNPとはProvincial Nominee Programといい、各州が特に自州に必要と考える職能を持っている志願者を推薦するシステムです。

この審査に通ると600ポイントが付与され、エントリーの上位を狙えます。

姪は、オンタリオ州のOntario Immigrant Nominee Program (OINP)のスキルド・トレード・ストリーム申請中です。 ☞ 申請しました。

 

この申請が通り600ポイント(変動する可能性あり。確認要)が上乗せされてからエントリーすると、一気にリストの最前列に並ぶことができます。

姪は移民コンサルタントに、このOINPのために4,000ドルを払ったそうですが、本当にうまく行くのかとても心配しています。☞ うまくいきました。

 

カエデ
州や国レベルで様々な制度がありややこしい!

 

移民申請処理が遅延中?

コロナ中の2021年にカナダ政府はCRSのポイントを75点と大幅に下げ、大量のITAを発行したため、現在その処理に追われ新たな発行のための抽選が行われていないそうです。(2022年6月現在) ☞ 姪にITAが来ました。

姪のPNPの申請結果が出るのは移民コンサルタントから2~3か月と聞かされているようですが、ウクライナからの移民を優先させているという噂もあるため、移民局の処理能力がそちらにも取られている可能性もあります。

永住権が取れないうちに就労ビザが取れなければまたLMIAを延長するとのことです。姪はストアマネージャーとなり店を仕切っているのでLMIAは雇用主が問題なく申請してくれるようです。

早く取れてくれたらいいと祈るばかりです。

☞ ITAが来ました!

 

英語テストはIELTSよりCELPIPがおススメ

CLBとはCanadian Language Benchmarkといいカナダ独自の英語力の指標です。

 

カナダの移民申請では、CLB7~9が必要です。(移民コンサルタントと確認要)。

テストスコアはCLEPIPまたはIELTSの結果を提出できます。スコアの対比表はほぼ以下の通りです。

CLBCELPIPIELTS
CLB9(英検1級レベル)97
CLB7(英検準1級レベル)76

 

CELPIPはカナダ独自の英語テストで、一方IELTSは世界的に実施されている英語テストです。カナダの移民申請に必要なテストはそれらのテストのGeneralです。

受験者の声を参考にすると、日本人にはIELTSよりCELPIPのほうが点数を上げやすいという意見があります。特にアメリカ英語に近いので日本人には馴染みがあります。

 

2つのテストの特徴は以下のようなものです。

CELPIP(3時間程度)

リスニングのカナダ英語が日本人には聞き取りやすい。

記述はタイプ打ち。

リーディングの回答は選択。

スピーキングはAIが聞き取るのでコツが必要かも。

対策用の英語学校や参考書が少ない。

 

IELTS(3時間程度)

リスニングはイギリス英語やオーストラリア英語、アイルランド英語等がミックス。

記述は手書き。スピーキングは面接官相手で聞き取ってもらいやすい。

対策用の学校や参考書は多い。

 

永住権を取得するには

海外移住を実現して永住権を得ることは簡単なことではありません。カナダ政府の方針も頻繁に変わります。

しかし、忍耐があれば決して不可能ではありません。情報をしっかり入手し、コンサルタントと必ず相談しましょう。

 

雇用主のジョブオファーが最も難しい

姪の場合、最初に面接に飛び込んだベーカリーで、NOC技能レベルBのパン職人として働き出すことができました。

また、そのお店が以前スポンサーを経験したことがあり、その店のことをよく知っている移民コンサルタントにお願いすることが出来たという幸運も重なりました。

ジョブオファーをすると約束していても途中で気が変わったり、煩わしく感じる雇い主もいるようです。

 

移住を可能にする2つの道】

以下の2つがカナダで永住権を獲得するのに比較的可能性が高いと考えられる方法です。

 

①ワーホリから永住権

ワーキングホリデー中に雇用主からLMIAを申請してもらう。➡ 就労ビザに切り替えカナダでの職歴を着ける。➡ エクスプレス・エントリーで永住権

②カレッジから永住権

カレッジで2年留学 ➡ ポスグラで2~3年の間に職歴を着けながらスポンサーを探す ➡ ジョブオファーを貰い永住権

 

ただ、①のワーホリのたった1年の間に雇用主からジョブオファーを貰い、就労ビザを得るのは至難の業です。ですから、姪は時間が足りず途中でCo-opカレッジに行くことにしました。

②のカナダのカレッジを卒業するとポスグラで2~3年働くことができ、余裕をもってスポンサーを探すことができます。しかし、2年間の留学費用が生活費を含め4~500万円ほどかかることを考えると、そう簡単なことではありません。

 

カエデ
ジョブオファーを貰うのがもっとも難しい。

 

日本にいる間にお金を貯める

ワーホリの1年はあっという間に過ぎてしまいます

姪の場合、申請諸手続きやコンサルタントの費用、学校の授業料、英語テストで生活費の他に15,000ドル以上使いました。

 

姪の場合、運が良かったことと行動力があったおかげで就労ビザ獲得まで来れました。 ☞ PR獲得まで来れました。

ワーホリに来たたくさんの人がカナダへの移住を考えますが、時間切れでと資金不足で帰っていく人がほとんです。カナダに移住したいのであれば、日本にいる間にできるだけのリサーチと計画をして貯金をしておきましょう。

 

【移民コンサルタントに相談】

何事も専門家に相談することは最も大事なことだと言えるでしょう。

カエデと同じくTORJAでコラムを持ってられるカナダ専門移民コンサルタントのサイトはこちらです ☞ 川喜多綾さんのサイト(相談料についてはわかりません。)

 

LinkedeInでネットワーキング

日本にいる時からジョブオファーをしてくれそうな雇用主を探すなど、ネットワーキングを始めておくのが良いでしょう。

<現代のネットワーキングに欠かせないのがLinkeInです。詳しく説明したカエデの記事はこちらから ☟>

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まとめ

ワーホリからカナダ移住に成功した姪の体験は、行動力と運に恵まれたものだと思います。

大事なことは専門家に早め早めに相談することです。1年しかないワーホリを最大限に活用してくださいね。

 

 

<海外留学や移住を目指すなら英語力の向上は必須です。予約いらずの受け放題オンラインレッスンのネイティブキャンプはカエデも利用しています。体験談はこちらの記事から。☟>

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